HIGHLAND REEL ハイランドリール
  • Galileo (IRE) x Hveger
  • 鹿毛 - 2012 - 162.6cm
  • 獲得賞金額 $14,200,000

RACE RECORD

MOVIE

DETAIL

ハイランドリールは近年の欧州競馬に於いて、記録にも記憶にも最も残るスーパースターであり、世界7カ国を股に掛けて走りました。《キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス》《ブリーダーズカップターフ》《香港ヴァーズ》始め、欧州・北米・アジアのメジャーGR1を7勝する歴史的な走りは、世界中で数えきれないほどの大レースを制してきたエイダン・オブライエン調教師、そしてライアン・ムーア騎手に特別な馬、一番心に残っている馬と言わしめる所以(ゆえん)と言えます。

また、卓越したスピードでペースの速い北米の芝レース最高峰の《ブリーダーズカップターフ》や馬場の速い欧州夏季の芝の最高峰《キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス》を共に逃げ切るという欧州馬には他に類を見ないレースぶりで、関係者にとどまらず欧州競馬ファンの心を掴んだ馬でした。

惜しくも2着に敗れた2015フランスダービーの勝ち馬ニューベイはアイルランドトップクラスの種牡馬として成功し、同じく2着に敗れた2016香港ヴァーズの勝ち馬サトノクラウンも種牡馬として日本での将来が期待されており、ファウンドの2着に敗れた2016凱旋門賞がレコードタイムであった事と併せて敗戦もまたハイランドリールの潜在能力を示唆するレースであったと言えます。自身も2歳の7月に2戦目で勝ち上がると同月末3戦目となる英国の2歳GR2 1400mを勝ち、2歳戦から動ける能力を見せたように種牡馬初年度産駒からイタリア2歳チャンピオン Atamisque, 2年目産駒から米2歳GR3勝ち馬Comanche countryを出すなど産駒も早くから動ける事を証明しました。

世界的良血を母系に持つ血統背景、GR1 7勝の欧州歴代賞金王(当時)と言う競走実績、そして既に2頭の2歳重賞勝ち馬の父であると言う種牡馬としての将来性は、エイダン・オブライエン調教師、ライアン・ムーア騎手の示す『速い馬場で先手を奪い逃げ切るスピード』と『並ばれても抜かせないタフさ』を武器に、日本で花開くと信じています。

エイダン・オブライエン調教師 コメント

彼は本当に信じられない馬でした。

2歳から重賞を勝つ生まれ持った潜在能力、 また年齢を重ねるにつれてさらに完成度を高めていく成長力、そしてどんな環境に於いても常に持っている力を全て出し切る精神力。 速い馬場でレースを作れるスピードに 長くいい脚を使えるスタミナ、並んだら抜かせない強靭な闘争心。

いまだ私の中で彼を超える馬はいないと思える特別な馬、それがハイランドリールです。

ライアン・ムーア騎手 コメント

彼は私の一番好きな馬です。

2歳の早い時期から動け、さらに時間と共にどんどん良くなってきました。 いい脚を長く使え、信じられないほどタフな馬で何より速い馬場が得意でした。 彼の特性は必ず日本の馬場とレース特性に合うはずです。

彼の日本での素晴らしい成功を心より願っています。